



「環境保全」。企業が果たすべき大切な役割の一つだ。地球温暖化防止策として、二酸化炭素の削減が叫ばれている。
また、限りある資源の再生も重要な課題だ。一見、環境保全をイメージしにくい業種、業態であっても、意外と貢献している企業があったりもする。
そんな企業を探すのも、中長期投資の醍醐味であり、楽しみでもある。
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パシフィックネット(マザーズ:3021)は、中古パソコンの販売を主力としている。上田満弘社長に起業のきっかけを聞いた。
「パソコンのレンタル業を当初は立ち上げました。当然、レンタルされた商品は、一定期間で返却されます。こうしたパソコンを中古で販売したのが始まりです。」
当時は、中古パソコン市場は未熟であった。しかし、役目を終えたパソコンを格安で販売する広告を関連業者にFAX送信すると、あっという間に完売だったそうだ。
中古パソコンの販売は再利用の点で資源の節約と言える。が、それだけではないらしい。
上田社長が続けた、「実は、パソコンのリユースは、ノートパソコン1台当たり80kgの二酸化炭素削減効果があります。」同社の業績から換算すると、なんと年間で東京ドーム千個分の森林効果に匹敵するとのこと。
IRについても聞いた。
「秋葉原の店舗に併設して、会社説明会を目的としたイベントスペースを設けています。」事実、同社の説明会以外にも、多くの企業が利用している。
会社説明会のための施設を自社保有している企業は極めて少ないだろう。しかも、秋葉原だ。自己資本比率も高く、営業CFも順調と言える。昨今、中古パソコンの販売は多くのショップで普通に見かける。
しかし、全国規模で対応しているのは同社だけと聞き、驚いた。セキュリティー管理や信頼性の面からも、資金力だけに頼った規模の拡大は命取りだ。
企業の信頼とは、経営者への信頼。上田社長のお人柄なくして、全国規模でのコンプライアンスは立ち行かなかったであろう。弊社の使用済みパソコンの引き取りも、パシフィックネットさんにお願いすることに決めた。

~ 日本プレゼンテーション研究所 所長の上場企業社長訪問記 ~
右:上田社長