メールでの質問がありましたので、急遽、解説したいと思います。
プレゼンテーションを実施する際は、まずプレゼンテーションそのものと正しく向き合うことが大切です。
この辺りの考え方を取り違えて準備を始めてしまうと大変な時間浪費となってしまいます。
商品の魅力や、サービスの優位性を聞き手に分かってもらうこと、そのために理解しやすい資料やスライドを準備すること、プレゼンテーション中の意志疎通を密にすること等、とても重要なことです。
しかし、プレゼンテーションと正しく向き合うと言うことは、こうしたことではありません。
正しく向き合うとは、「どうすれば聞き手に、最後まで聴いてもらえるプレゼンを考えること」です。
もちろん内容を理解してもらうことや商品やサービスの価値を分ってもらうことも大切なのですが、実はそれは最後まで聴いてもらうための手段に過ぎないのです。
プレゼンの目的は、それを聴いた聞き手に動いてもらうことです。それには、何はさておき最後まで聴いてもらえなければお話になりません。
細かいことを申しますと、「最後まで聴く」とは、ただ椅子に座ってもらってプレゼン時間中にそこにいてもらうことではなく、最後まで興味を持って集中して聴いてもらうと言うことです。
「最後まで聴いてもらうためには、どうすれば良いのか?」これを考えるのがプレゼンの出発点です。
決して、パワーポイントを起動させて、メインとなる場面のスライドを作り始めることではありません。