プレゼンテーションのコツは聞き手の集中力管理！！

●　2010/09/08　集中力を低下させる原因の洗出し

　プレゼンテーションを成功させるには、資料やストーリー、話し方や見せ方が重要なのは誰もが承知していることと思います。今更、言うまでもないことかもしれません。ただ、比較的重要な要素であるのに軽視されがちなものがあります。それは、環境の整備です。要するに、プレゼンテーションの実施環境を事前に、充分に把握しておくことです。気をつけて見ると、意外と聞き手の集中力を低下させる要素が隠れています。

　集中力のコントロールが大切であることは、既にご理解いただけたと思います。この「コントロール」の概念がものすごく大切です。自分がコントロール可能なものに集中しない限り、プレゼンを成功に導くことは困難です。そこで、環境ですが、始まってしまったら施設や場内の設備をコントロールすることはできません。やはり事前に確認して、やるべきことは済ませておく必要があります。

　最低限必要なのが、出入り口の確認とプレゼン中の管理です。プレゼンの最中に始まりから終わりまで、人の出入りが全く無いのは極めて稀なケースだと思います。施設によってはその開閉に、耳障りな音が伴うこともあります。従って、開始前は別として、開始してからは聞き手の集中力を低下させない入退場の管理がとても大切です。

　スタンダードなパターンとしては、開始後は後方のドアのみを出入り口として設定します。こうすることで、話してや、スライドを見ている聴き手の視界を、入退場者が遮ることを最小限にできます。

　このようなちょっとした気遣い、工夫がとても大切です。

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