プレゼンの真実 > 3 失敗の共通点
時間をかけて一所懸命にプレゼンの準備をしても、報われない状況が続いている人が多いのではないでしょうか。
・プレゼンを行っているつもりでも、単なる解説になっている人
・最後に、締りがない人
・全般的に分かりやすいと評価されるが、その先の展開がない人
こうした方々の共通的な問題点として、そもそもプレゼンの本質的な部分を理解してなか、あるいは勘違いをしています。
プレゼンテーションは、発表会ではありません。聞き手との対話により進めていくものです。ここで言う対話とは、単に聞き手と話し手が会話をすることではありません。
話し手の意図する方向に、聞き手を誘導することです。
お互いに向かい合うための対話ではなく、同じ方向を向くための対話です。つまり、「説得する」「納得させる」とは異なった対話です。間違っても、聞き手を「説得」したり「納得」させたりとした考えを持たないで下さい。プレゼンテーションは全員が、同じ方向を向くためのものなのですから。
これが認識できた人は強いです。なぜならば、納得させるための「詳しい資料」ではなく、同じ方向を向くための「展開(ストーリー)」の重要性に気がつくことができるからです。
これが分かれば、なぜ対話によるタイミングの作為が重要であるのかが理解でき、準備要領にも変化が生じます。
日本プレゼンテーション研究所