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プレゼンテーションと説明の違い

プレゼンテーション研究所

4 プレゼンと説明

プレゼンテーションは、単なる説明ではありません

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辞書などを用いれば説明と解説の細かな違いや使い方が分かると思いますが、当研究所では、そこまで詳細な区別や解説はいたしません。プレゼンを行う上で認識して欲しい点はだだひとつです。

・ 「説明や解説」とは、不明な事柄を明確にすること

 つまり、聞き手側に不明な点が存在し、何らかの事情があって、その不明な点を明らかにしたい時に、説明や解説が必要となります。説明する側としては、基本的には相手にとって必要とされる部分について、その詳細を伝えるものであって、相手を理解させることが目的です。

これが「説明と解説」です。

 従って、説明や解説の目的は、「相手に分かってもらうこと」に他なりません。それ以上でも、それ以下でもありません。
 例えば、「○○製品の□□について教えてください」と店員さんがお客さんに質問されたとします。もし、ここで店員さんが「かしこまりました。お客様は、どうして○○製品にご関心があるのでしょうか。」と切り返さない限り、そのお客さんが、今すぐにでも購入を希望している人なのか、参考程度に性能などを知りたいだけなのか、それとも誰かに頼まれたのか、の区別はできません。

 つまり、相手が何のための不明な点を明らかにして欲しいのかを掴みきってないため、店員側としても、その先の行動を促しようがない状態といえます。この状態で行うのが質問に対する説明、解説です。

 それでは、その先の行動が分かっている場合の説明はどうなるでしょうか。ここからがプレゼンテーションの本質的な部分です。

 次項を参照下さい。


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