プレゼンの真実 > 6 人が動く決め手
「言ってることは、よく分かるんだけど、・・・」聞き手のこの一言が、動けないプレゼンテーションの典型です。話し手の内容が理解できたと言うことは、聞い手は少なくともプレゼンテーションの間は、聞くための最低限の集中力を維持できていたことになります。
これはこれで、プレゼンテーションとしては体をなしていることにもなります。しかし、プレゼンテーションの最終目的は、聞き手を動かすことです。正直申しますと、どんなに理解してもらっても、それが動きの動機にならなければ失敗と言えます。
では、「分かってはもらえるけど動かせない」、この本質的な原因はどこにあるのでしょうか?
「分かる」については「聞き手の集中力」が重要なファクターです。
では、「動く」のファクターは何でしょうか。「動く」:話し手のタイミングです。要するに、聞き手を動かすためには、話すタイミング が重要となります。
ザックリ申しますと、「理解」で大切なのは、「どう話すか」で、「動かす」で大切なのは、「いつ話すか」となります。もちろん、聞き手を動かすためには、内容を理解してもらうことが大切ですが、
それ以上に、動かすための切っ掛け作りが重要です。これが、いつ何を言うかのタイミングとなります。つまり人が動く決め手となるのは「話すタイミング」です。
それでは、どのようなタイミングで何を言うべきなのでしょうか。
それは、いくつかあるのですが、要所となるのは結論の前と後に、動きやすい仕掛けをすることです。とくに、結論後の数分は極めて重要です。
当研究所教材の「実践編」には、この辺りが詳細に解説されておりますので、是非ご活用下さい。
日本プレゼンテーション研究所