プレゼンテーションにおける聞き手の理解力と集中力ピークとの関係は理解して頂けたと思います。それでは、集中力ピークの作為についてです。
なぜ?集中力のピークを作為する必要があるのかは、既にお分かりですよね。
そうです。プレゼンテーション中の聞き手の理解力を最大限に引き出すためです。
では一体どのように作為すれば良いのでしょうか。
まず、知っておかなければならないことは、どんなにクライマックスにおける集中力ピークを作為しても、そこに至までプレゼンテーションの聞き手が、聞く耳を持っていなければ何の意味もありません。
だとすると、やらなければならないことは決まりですね。
冒頭において、そのプレゼンテーションを最後まで聞いてもらうための仕掛けをしなければなりません。
当然、それだけではプレゼンは成り立ちませんね。少なくとも、最終的な場面においても聞き手に集中してもらわなければなりません。つまり、プレゼンテーションにおいて、聞き手の集中力ピークを作為しなければならいのは、冒頭と最終的な場面の2回になります。
プレゼン時間の長短によって、工夫の余地はありますが、最低でもこの2つのピークを作為しなければ、成功させることは難しいと言えます。
最初のピークで、最後まで聞いてもらうための布石となります。そして、最後のピークで、聞き手を動かすための仕掛けを行います。
最初のピークの具体的な作為方法は次回にお話しします。