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プレゼンテーションの真実

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3-2 プレゼンテーションとカタログとの違い

 新製品などを売り込むためのプレゼンを任された経験のある、営業担当の方も多いのではないでしょうか。

 通常そうした場合は、新製品のカタログを資料として配付する場合が殆どです。

 私は以前、そうしたカタログを片手に終始カタログの説明をする営業担当者に出会いました。手際よく、サンプルの製品を用意してカタログにそって説明しているので、新製品については、かなり理解することがでしました。
 
 でも何かが足りません。

 そうです。理解はできたものの「それで?」って感じだったのです。

 通常カタログは、お店の陳列棚や製品の横に置いて使用されます。

 カタログの良いところは、誰が読んでも、商品に対する一定レベルの理解ができるように工夫されています。

 つまり、万人向けに設定された、当たりはずれのない内容にしてあります。

 相手を特定できないのですから、それは当然ですね。

 一方、プレゼンテーションではどうでしょうか。

 せっかく目の前に、わざわざ時間を作って、聞いてくれる対象者がいるにも関わらず、万人向けのカタログを片手に説明することが、はたしてどれ程の意味があるのでしょうか。

 もちろん、広く浅く全般を理解してもらうために商品カタログを活用するのは効果的だと思います。

 しかし、対象者が限定されているのなら、

カタログから一歩踏み込んだ、より具体的な商品説明が

可能なはずです。



 つまり、カタログとプレゼンテーションの違いは、

万人向けなのがカタログ、

特定の人にフォーカスし、その人のために説明するのが

プレゼンテーションとなります。


 このあたりの区別ができてない人がとても多いです。

 カタログは万人向けです、極端な言い方をすれば、

誰のためでもないことになります。

 目の前にいる人に向かって、誰のためでもないカタログプレゼンを行っても結果は知れてます。

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