「言ってることは、よく分かるんだけど、・・・」
聞き手のこの一言が、動けないプレゼンテーションの典型です。
話し手の内容が理解できたと言うことは、聞い手は少なくともプレゼンテーションの間は、聞くための最低限の集中力を維持できていたことになります。
これはこれで、プレゼンテーションとしては体をなしていることにもなります。
しかし、プレゼンテーションの最終目的は、聞き手を動かすことです。正直申しますと、どんなに理解してもらっても、それが動きの動機にならなければ失敗と言えます。
では、「分かってはもらえるけど動かせない」、
この本質的な原因はどこにあるのでしょうか?
ここで前項の解説を思い出して下さい。
「分かる」については「聞き手の集中力」が重要なファクターです。
では、「動く」のファクターは何でしょうか。
「動く」:話し手のタイミング
です。
要するに、聞き手を動かすためには、話すタイミング が重要となります。
ザックリ申しますと
「理解」で大切なのは、「どう話すか」
「動かす」で大切なのは、「いつ話すか」
となります。
もちろん、聞き手を動かすためには、内容を理解してもらうことが大切ですが、
それ以上に、動かすための切っ掛け作りが重要です。これが、いつ何を言うかのタイミングとなります。
つまり人が動く決め手となるのは「話すタイミング」です。
それでは、どのようなタイミングで何を言うべきなのでしょうか。
それは、いくつかあるのですが、要所となるのは結論の前と後に、動きやすい仕掛けをすることです。とくに、結論後の数分は極めて重要です。
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○ プレゼンテーションの真実
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・プレゼンテーションとは
・プレゼンテーションとカタログの違い
・ちょっと怖い!プレゼンと人物評価
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~ 所長のプレゼン雑感 ~
・市販の解説書にだまされないために
・人を動かすものとは?
・プレゼンでのタイミングの作為とは?
・話手は、聞き手によって創られる
・プレゼンの能力とは
・ディベート能力との比較
・効果的なプレゼンテーションとは?
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・説明と解説とプレゼンテーション
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