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プレゼンテーションの真実

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1-6 失敗プレゼンテーションが量産される理由

 失敗プレゼンの原因として考えられものには大きく5つあります。

 1 そもそも間違った方法で準備してしまうこと

 2 冒頭部分が貧弱なため、聞き手の理解力を引き

  出せないこと

 3 理解力と集中力の関係に頓着せず全体構成を
  してしまうこと

 4 終わり方が貧弱なため、聞き手が動きたくても
  動けないこと

 5 聞き手の理解力が活かせないこと



 ここではスペースの都合上、第5項について解説します。

 ちょっと難しいかな? 

 と自分で感じてしまうプレゼンは、他人からすれば難し過ぎるプレゼンテーションと言えます。

 その道のプロと呼ばれる人に多い現象です。

 プレゼンテーションは、その内容に詳しい人が行うのが常です。

その内容に詳しいと言うことは、その道の専門家ですね。従って、殆どの人が、これには注意しなければなりません。

 繰り返しになりますが、ビジネスにおけるプレゼンは、聞き手を理解させることが目的ではありません。

 理解はもちろんで、その先において相手を動かすことが目的です。

 プレゼンの構成や話しの展開を工夫することで、聞き手の理解力を最大にし、その先の実行働につなげなければなりません。

 しかし、内容が難しすぎると聞き手は理解することに集中してしまいます。

 理解するために聞き手に多くの集中力を使わせてしまうのは、プレゼンターとして失格なのです。

 それは、動き出すための原動力となる


「快」


を見出させる余裕を聞き手から奪ってしまうからです。

この「快」を見出させなければ、聞き手の動機(行動するための原動力)は持続しません。

 従って、難しい内容を何とか理解できても、それだけで終わってしまうプレゼンテーションになります。


 これが俗に言う、分かってもらっただけのプレゼンです。

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